2010年12月29日

行く年、来る年。

2010年もあとわずか。

龍影も今年、さまざまなことがありました。
特に後半はパンダものをはじめ
「いろいろ密かに動いています」
という状態で、それは今でも続いているのですが……。

さて。
日本はクリスマスが終わるとあっという間に新年の準備。
その「変わり身の速さ」は本当に驚くばかりなのですが、
北京で暮らしていた時、
この時期でもクリスマス気分が残ったままでした。

あちらでは旧暦の新年、春節のほうが大々的なため
(どうも日本以外のアジアの国々は
旧暦で新年を祝うようです。
なお2011年は2月3日です)
1月1日は休日ですが年のはじめの日となるだけです。
だから12月の終わりになっても
年の瀬という感じがしませんでした。
しかも初日の出参りはともかく、
積極的に見に行くということもありません。

中国語でも1月1日は年のはじめの朝と書いて
「元旦(ユエンダン)」と言うのですが。

数年前、まだ東京で別な仕事をしていた時
たまたま年末年始を北京で過ごすことになり
その時、万里の長城へ初日の出を見に行きました。

行かれたことのある方はわかると思いますが
長城は山の尾根にあるため、実は猛烈な急坂と階段の連続。
日の出前、しかも厳寒期の山の頂上
おまけに街灯などというものはほとんどありません。
石造りの足元は凍りついていて、
登るのはともかく、降りるほうが危険な状態でした。

ひどく寒くて怖い思いをしたけれど
そのとき見た初日の出はまさに格別で
いつかこの街で暮らしたいと初日の出に願をかけたら
本当に生活することになったのですが……。

こうして北京暮らしを始めた頃
当時ルームメイトだった韓国人にこのことを話したところ

「いいねえ」

と言われ、今度は中国人の友達に話すと

「そんな寒い時に長城まで朝日を見に行ったの?」

と、ひどく驚かれてしまいました。
しかも「なんでそんなバカなことを?」と言いたげな顔で。
その後、いろいろな人にこの話をしましたが、
やはり同じような反応。
弊社でも中国人スタッフは同意見でした。

言われてみればあの時、
まわりから聞こえて来るのは日本語ばかりだったような……。

今では長城へ初日の出を見に行くというツアーもありますが
ターゲットは日本人ばかりのようです。

初日の出を歴史的、文化的に分析すると
いろいろと複雑なことが出てきそうですが
日本で生まれ育った一個人としては
そんなことよりももっと素朴に、
それだけでどういうわけか嬉しくなってしまうもの、
清々しい気分にさせられてしまうものだと思うのです。

でも。そんな違いがあるからこそ、
国と国との間はややこしくもなり、そして面白くもなるもの。
2011年は、その違いから見えてくる新たなものに、
取り組んでいきたいと考えています。

皆様には、来年も、いえ、
来年は今年よりもっと良い年であるよう、心より願っております。

祝您新年快樂!



posted by dragonfilms at 19:49| Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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